車の冷房!使い方で燃費が変わる?カーエアコンの効率的な節約方法は?

猛烈な暑さが続くこの季節!!車内空間を快適に保つためにカーエアコン(冷房)は欠かせませんよね。

しかし、カーエアコン(冷房)を使うと車の燃費は悪化するということをご存知でしょうか?できればなるべく車の燃費を悪化させないように上手く節約してカーエアコンを使いたいものです。

そこで今回は、できるだけ燃費を悪化させないような上手なカーエアコンの使い方をご紹介します。

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どうして燃費が悪くなるの?その原因とカーエアコンの仕組みとは?

エアコンはコンプレッサーを回転させなければ冷たい空気を「生成」「循環」させることはできません。家庭用のエアコンでは室外機を外に置いてその中のコンプレッサーが回転しているのですが、その動力に電気を利用しています。

しかし車の場合、エンジンの回転を利用してその動力をコンプレッサーに伝えて回転させています。カーエアコンを使用していない時はエンジンとコンプレッサーが連動していないのですが、カーエアコンを作動させるとエンジンの回転がコンプレッサーにも伝わり回転するようになります。

このときコンプレッサーを回転させるためにエンジンの力が必要になりますので、力を奪われたエンジンは回転数が下がります。エンジンの回転数が下がったままではエンストの危険性があったり、「発進」「加速」などがスムーズに行えずドライバーに不快感を与えてしまいます。

そのため、車に搭載されているコンピューターがエンジンの回転数を自動で上げてしまうのです。たとえメーターの回転数が変わっていなくても、カーエアコンが作動している状態であればコンピューターが自動的に回転数を上げています。

その結果、カーエアコンを使用するとエンジンの回転数が上がってしまい、ガソリンを通常よりも多く消費してしまうため燃費が悪くなってしまうのです。

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カーエアコン(冷房)の効率的な使い方とは?

カーエアコン(冷房)の設定温度は低めに設定した方が良いです。家庭用エアコンは設定温度を下げるほど電力消費が多くなるので、カーエアコンも設定温度を低く設定すると燃費が悪くなると思われがちですが、設定温度が高くても低くても燃費の悪さはほとんど変わりません。

最初はエンジンを使ってエアコンを動かすため、そこで使われるエネルギーにはそれほど差はありません。ですので、むしろ最低温度に設定して一気に冷やし車内が冷えたら、A/Cスイッチを手動でオフにして送風状態にするやり方が燃費を節約するための効率的なカーエアコンの使い方になります。

外気導入・内気循環の切り替え!!

このマークのボタンを押すと「内気循環」になります。冷房が効いた冷風を外に逃がさずに車内で循環させることでカーエアコンの負荷が低くなり燃費が良くなります。

夏の炎天下で車に乗り始めた時は外よりも車内の空気の温度が高いため、車内の空気を外に出す意味でも最初は「外気導入」にしておきます。そしてしばらくして、冷風がでてきたら「内気循環」に切り替えます。

このように「外気導入」「内気循環」を適切に切り替えることで、無駄なエネルギーの消費を抑え燃費を節約することができるのです。

カーエアコンをつけるタイミング

エンジンブレーキが利いている時、つまり減速時にエアコンのスイッチを入れるのがベストなタイミングです。減速中にエアコンを作動させるとエンジンの負荷となり減速度が増します。その分ブレーキの踏み込み量が減りますので、燃費の改善に繋がります。

カーエアコンの吹き出し口の向き

冷たい空気は上から下へ、暖かい空気は下から上へと流れる性質があります。そのため、夏場はカーエアコンの吹き出し口を上向きにしておくと、効率良く車内を冷やすことができます。

まとめ

今回は車の燃費節約に繋がるカーエアコン(冷房)の使い方についてご紹介しました。真夏では、外に車を長時間停めていると車内の温度は50℃にもなります。そんな時は運転する前に窓を1,2分程度開けて空気の入れ替えをした後で今回ご紹介した方法を実演してみて下さい。カーエアコンの仕組みを理解し、上手に使うことで、燃費の悪化を最小限に抑えたいですね。

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