大丈夫?じゃがいもの芽の毒!どこまで取る?取り方は?食べられるの?

皆さん、じゃがいもは好きですか?
肉じゃが、カレーライス、ポテトサラダ、フライドポテトなど様々な料理に使えて、とても便利で美味しいですよね。またポテトチップスやじゃがりこなどお菓子としても子供たちに大人気です。
ちなみに私もポテトチップスは大好きで、一年中自宅に常備しています(笑)

そんな、家庭の味方のじゃがいいもですが、「芽に毒がある」ということはご存知だと思います。

しかし皆さん!!じゃがいもの芽の毒について正確にご存知ですか?

芽はどこまで取り除けばいいの?
芽がでてしまったじゃがいもは本当に食べて大丈夫なの?
実際は食べてしまっても平気なんでしょ?

じゃがいもの毒について意外と色々な疑問があると思います。

今回はそんなじゃがいもの芽の毒についてご紹介していきたいと思います。

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じゃがいもの芽の毒とその影響

じゃがいもの芽の部分にはソラニンチャコニンという天然毒の一種が含まれています。また芽だけでなく日光に当たることによって、やや緑がかった皮部分や未熟なじゃがいもにもこの成分が含まれています。

じゃがいもに含まれているソラニンやチャコニンは、フグの毒のように致命率が高い天然毒ではありませんが、大量に摂取すると中毒症状に陥ることもあります。
症状としては、吐き気や下痢、嘔吐、腹痛、頭痛、めまい、ひどい場合は呼吸困難を引き起こすこともあるようです。

じゃがいもの芽の致死量は、「体重1kgあたり200mg」とされています。
例えば成人で体重50kgの方であれば「10g」になります。
じゃがいもの芽は100gあたり500mgの毒素が含まれているようなので、一般的な致死量の目安は約2500gになります。

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約2500g分のじゃがいもの芽を食べることは普段まずないので成人の方は心配ないと思いますが、小さいお子さんには注意が必要です。お子さんの場合、成人の1/10量で
中毒症状を引き起こす可能性があるとのです。

じゃがいもの芽はどれくらい取り除けばいいの?どこまで食べられる?

芽が出てしまったじゃがいもや皮が緑色に変色してしまったじゃがいもは、もう食べられないんでしょうか?

芽が出てしまったじゃがいもは食べられないわけではありません。

ただし、ソラニンなどの毒素を含む芽の部分をしっかりと取り除くことが必要です。また芽だけでなく、周辺も毒性が強いので、広くえぐるように取るといいです。
じゃがいもの皮も全体的に毒素があるので、大量に食べることは避けて剥いて食べた方が安心です。

ただし緑色に変色してしまった皮はソラニンなどの毒素が増加しているサインですので食べる場合は削ぐような感覚で、かなり厚く剥くといいです。

間違っても、そのままで食べないようにして下さい!!

↓↓↓ ワンポイント ↓↓↓

ソラニンやチャコニンは、加熱では分解されません。高温の油(170℃以上)で揚げると減ると言われていますが、それよりも効果的なのものが、水にさらすといった下処理です。

ソラニンやチャコニンは水に溶ける性質があるので、取り除いた後に水にさらすと、ある程度取り除くことはできます。

まとめ

今回はじゃがいもの芽の毒についてご紹介しました。
大人でも気をつけないと食中毒になってしまう危険性があります。特に小さなお子さんにじゃがいもを食べさせる場合は注意が必要です。
食中毒は正しい知識を持つことで回避することができます。
正しい知識を身につけて、しっかり調理しておいしくいただきたいですね。

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